アメリカ村

美浜町の三尾地区には、「アメリカ村」と表記されたバス停があります。和歌山県は移民の多い県として知られ、中でも三尾地区(旧三尾村)はカナダへの移民が特に多く、大正時代頃から「アメリカ村」とも呼ばれていました。ここでいうアメリカは、アメリカ大陸のことを指しています。「アメリカ村」のバス停の傍には「カナダ移民100年の碑」と「工野儀兵衛(くのぎへい)頌徳碑(しょうとくひ)」が建てられています。工野儀兵衛はカナダ移民の先駆者で、明治21年(1888)単身横浜港からカナダバンクーバーへ渡ります。フレザー河での鮭の大群を見て村人を呼び寄せて以後、大勢の三尾の人がカナダへ渡り、カナダの鮭漁業にも貢献したため、昭和6年(1931)三尾に頌徳碑が建てられました。現在カナダにおける美浜町出身の日系人は約5,000人にも達すると言われています。(2013.8.15)