伏拝王子
熊野川の流れを遠くに望み茶畑の広がるこのあたりでは、平成13年〜14年に放送されたNHKドラマ「ほんまもん」のロケが行われました。「伏拝茶屋」という無料休憩所があり、トイレもあります。(2006.3.31) 関連リンク(別ウィンドウで開きます)
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三軒茶屋跡に建つ茶屋 |
三軒茶屋道標 |
情報提供:市民の力わかやま
伏拝王子がある小高い丘に登る道の手前、果無山脈を望む見晴らしの良い道が続くところに「果無山脈の説明板」が設置され、ここからの眺めは「本宮町名勝八景」に選定されています。
果無山脈は和歌山県と奈良県の県境を東西に18km連なる連山です。山頂は平坦面が直線状に続いているため、高野山と熊野本宮大社を結ぶ参詣道として早くから開けていました。行けども行けども果てしなく山道が続くことからこの名前がつきました。山頂からは熊野灘から太平洋がはるかに一望でき、ブナの原生林、シャクナゲ、ドウダンツツジなどの高山植物の宝庫です。(2009.12.9)
「果無山脈」説明板 |
果無山脈 |
情報提供:市民の力わかやま
はるかに熊野本宮大社を望むことが出来る伏拝に差し掛かったとき、和泉式部は急に月の障りになってしまいました。ここまでやっと辿り着いたのに、参拝が出来ないと悲しんで歌を読みました。「晴れやらぬ 身の浮き雲のたなびきて 月の障りとなるぞ かなしき」
しかしその夜、熊野権現が夢に現れ、「もろともに 塵にまじはる神なれば 月の障りも なにかくるしき」とお告げがあり、和泉式部は参拝することができたということです。
この言い伝えは、一遍上人の聖たちが、熊野権現は「信・不信を問わず、貴賎を問わず、女人の不浄を嫌わず、全てを受け入れる奥の深い大らかな神である」ということを和泉式部を題材に物語としたものと言われています。(2009.10.7)
和泉式部の碑 |
和泉式部の歌碑 |
情報提供:市民の力わかやま
水呑王子の近くの道沿いにある小さな祠の中に歯痛地蔵」と呼ばれている小さなお地蔵さんがあります。この「歯痛地蔵」は江戸時代からあったそうです。
江戸時代、地元の人は歯が痛くて困った時には、新宮や田辺まで泊まりがけで行かなければならない。そんな時、この地蔵が「歯痛によく効く」とされ、親しまれてきました。
この歯痛地蔵が「効く」と言われるようになった理由を語り部さんが教えてくれた理由は
「歯痛が我慢できなくてお地蔵さんに拝みに行った時には、もう痛みのピークを過ぎている。だから、『お参りしたら痛みがひいた』と信じたのでしょう。」でした。また、この歯痛地蔵のすぐ近くに、「腰痛に効く」お地蔵さんもあります。(2008.5.9)
情報提供:市民の力わかやま
伏拝王子がある本宮町伏拝地区では「じげづくり」(じげとは”地元”という意味)として、地元の住民の皆さんが手作りの看板を設置したり、地区の名所をイラスト化した地図を作成しています。この地区は山の高台にあるにも関わらず、井戸や湧水が多く湧き出しています。その代表が熊野古道沿いにある菊水井戸です。昔ながらのつるべ井戸で、「くみ上げた水を戻すのは止めてください」と書いてある。飲んでみるとほんのり甘く、甘露とはこのことだったのかと妙に納得。毎年秋には伏拝王子からこの菊水井戸まで、高額の賞金が出る「駕籠かきレース」が行われます。(2007.3.3)
情報提供:市民の力わかやま
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